【本当の意味】スパーリングとマスボクシング
杉田ジムでは、少数精鋭でトレーニングに励んでいます。そのため、スパーリングを行う機会は多くはありませんが、私たちは「マスボクシング」を特に重視しています。スパーリングに比べてダメージがない分、安心して技術を磨けるというメリットがあり、プロの試合に近い感覚で取り組めるのも大きなポイントです。
しかし、選手たちの中には「スパーリングをしないと不安だ」と感じる人もいるのが現状です。スパーリングの重要性も理解しつつ、なぜ杉田ジムがマスボクシングを重視するのか、その理由をお伝えしたいと思います。
1. マスボクシングは「試合感覚の鍛錬」
マスボクシングは、技術の駆け引きや距離感、タイミングを鍛えるトレーニングです。実際の試合も派手な打ち合いではなく、冷静に相手を読む力や、ペースをコントロールする力が求められます。杉田ジムでは、この「試合で本当に必要な力」を身につけるために、マスボクシングを丁寧に行い、実際のリングで戦える力を養っています。
2. ダメージを避けることが「プロの資産」
プロとして長く活躍するためには、身体へのダメージを避けることが重要です。現代のトップ選手も、技術を磨きながら、無駄な被弾を避けることを重視しています。スパーリングの必要性はもちろんありますが、マスボクシングによって「無駄なダメージを避ける能力」を養い、プロとしての資産を守ることが大切です。
3. 「スパーリングはテスト、マスボクシングは鍛錬」
スパーリングは、自分を試す場であり、マスボクシングはそのための鍛錬の場です。試す機会も必要ですが、基礎を徹底的に鍛え上げないと試合で通用する力はつきません。杉田ジムでは、まずはスキルを練り上げることに重点を置き、土台を作ってから実践の場での強さに結びつけています。
4. 計画的なスパーリング
不安を解消するため、月に数回の頻度でスパーリングの機会を設け、普段のマスボクシングがどれだけ役立つかを実感してもらいたいと考えています。「やはりマスが基礎で、スパーリングはその確認だ」と気づくことで、自分に合った成長の道を見つけられるはずです。
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選手が試合で勝つためには「無駄なダメージを減らし、技術の精度を高めること」が不可欠です。そのために、私たちは日々のマスボクシングに真剣に取り組んでいます。自分の体と技術を大切にしながら、さらに強くなっていくための方法を一緒に探求していけたらと思います。